こんなメールが届いていませんか? 迷惑メール送信者たちの手口と狙いを知って正しく対処!
- 迷惑メール送信者たちの共通手口
- 迷惑メールを防止するコツ
迷惑メールが送信されているイメージ画像
Yahoo!メール利用者のみなさまから多く寄せられるお問い合わせの一つは、迷惑メール関連のものです。近年、迷惑メールの送信者たちはより高度な手法を用い、その送信技術も高められ、より攻撃的になってきています。私たちは、迷惑メールの送信者たちがみなさまに確実に迷惑メールを送りつけるためにどのような手を使うのかを理解し、迷惑メールを防止する方法を知っておく必要があります。
- 辞書攻撃
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これは、迷惑メールの送信者たちが「辞書」にある単語や名前を組み合わせ、数字なども混在させるといった処理を加えて、メールアドレスとして存在しそうなあらゆる組み合わせを順番に試すというものです。例えば、kenji1@example.com, kenji2@example.com, kenji3@example.comというように組み合わせて送信します。
迷惑メール送信者たちは通常、多くの顧客を持つ大手eメールプロバイダに向けて送信します。
- なりすまし(Eメール・スプーフィング)
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迷惑メール送信者たちが行う「なりすまし」とは、ほかの人物(企業)になりすまし、偽の送信者名を用いてEメールを送信するものです。あたかも、信用できる送信元から送信されたメールであるように見せかけます。迷惑メール送信者たちはこの「なりすまし」により、あなたがメールを開いたり返信したりするよう仕向けます。決して一方的に送りつけられたメールに返信せず、迷惑メールとしてYahoo! JAPANに報告してください。
- ◆迷惑メール報告機能
- Yahoo! JAPANを装った「なりすまし」
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多くの迷惑メール送信者たちは、あなたの個人情報を得るためにYahoo! JAPANを装って「なりすまし」を行います。Yahoo! JAPAN ID、パスワード、クレジットカード番号など、Yahoo! JAPANから、あなたの個人情報を問い合わせることは一切ありませんので、このようなメールには決して返信せず、迷惑メールとしてYahoo! JAPANに報告してください。
- 人々をだまし、必要な情報を入手(ソーシャル・エンジニアリング)
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迷惑メール送信者たちは、あなたの知り合いであるかのようなメールを送ったり、“個人的な”文句を件名にしたりしてあなたの気を引き、メールを開かせようとします。典型的なものは、“元気かい?”や“緊急で内密なお知らせ”、“今度会いましょう”、“あなたに渡すものがあります”、“また雪が降りましたね”といったものです。これらは同様の内容で、英語などの日本語以外のものが数多く出回っています。これを防止するには、受信した迷惑メールには決して返信をせず、速やかにメールを削除し、受信拒否の設定を行ってください。
- ◆受信拒否の設定をする
- 掲示板、チャットルーム
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自分のメールアドレスを不用意に公の場所に公開しないでください。メールアドレスは電話番号と同じくらい重要な個人情報だと思って取り扱いましょう。もしあなたのメールアドレスが掲示板やチャットルームなどの公の場に出てしまえば、迷惑メール送信者たちは自動的にウェブサイト上からメールアドレスを収集するツールを使って、あなたのメールアドレスを収集します。
- オープン・プロキシ、第三者サーバー
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オープン・プロキシとは、迷惑メール送信者が彼らの真の個人情報や送信元サーバー(IPアドレス)を隠してメールを送ることを可能にする、第三者サーバーです。多くの迷惑メール送信者はこれらのオープン・プロキシ・サーバーを使用し匿名性を維持しようとします。
差出人が不明のメールなどには特に注意しましょう。
- ウェブビーコン
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メールのなかには受信者には見えないように小さな画像が含まれているものがあります。こういったものを、“インビジブルGIF”または “ウェブビーコン”と呼びます。一度メールが開封されると、迷惑メール送信者はこの画像へのアクセスがあったことであなたのメールアドレスが「使用されている」ことを知ることができます。迷惑メールと思われるメールは、はじめから開封しないようにしてください。
- テキスト文字をランダムに並べた文字列を加える
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迷惑メールフィルターなどの迷惑メール対策ツールを通り抜けるために、迷惑メール送信者たちはランダムな文字列をメールの件名や本文中に加え、一斉送信ではない個別のメールを装います。スペースや、文字を加え、例えばY_A_H_O_O というように並べます。このようなタイプの迷惑メールに返信することは避けてください。
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- チェーン・メール
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みなさんの多くが、友だちへ転送するよう指示するチェーン・メールを受信したことがあると思います。それは、“1回の転送につき100円もうかる”と書いてあったり、“5人以上に転送しないと不幸が訪れる”と書いてあったりします。これらは迷惑メールを促進させる悪質ないたずらです。このようなメールが届いても、お金が手に入るなどとは思わず、決して転送はしないでください。
Yahoo!メールの迷惑メール対策ツールを利用するのに加え、以下の方法も迷惑メール対策に有効です。
- ■Yahoo!メールのように、迷惑メール対策ツールを提供しているEメール・サービスを利用する。
- ■パスワード、クレジットカード番号、そのほか個人情報は決してEメールで送信しない。
Yahoo! JAPANからお客様に対してそのような情報を問い合わせることは一切ありません。
- ■自分のメールアドレスをニュースグループや掲示板、チャットルームで公開しない。それらの場所は迷惑メール送信者たちに狙われています。
- ■一方的に送られてくるメールには決して返信をしない。返信することによって、迷惑メール送信者にそのメールアドレスが有効だと教えることになります。
- ■迷惑メールに書かれているURLを決してクリックしない。ウェブサイトにアクセスすることで、迷惑メール送信者にあなたのメールアドレスが有効だと教えることになります。
- ■チェーン・メールを決して転送しない。
- ■迷惑メールには外国発のものも多い。外国語で書かれた身に覚えのないメールが届いたら、それはウイルスメールの可能性があるので注意が必要。
- ■件名がいきなり、返信や転送を意味する「RE:」や「FW:」で届く場合もある。身に覚えのないメールは開いたり、返信したりしない。
- ■パソコン上のメールソフトを使用している場合には、メールソフトに標準装備されているフィルター機能なども有効する。
Yahoo!メールの迷惑メール対策
Yahoo!メールは、今後も迷惑メールに対する取り組みを重視してまいります。